ミキです。 幸せな家庭、優しい夫。満たされているはずなのに、時々、自分の輪郭がぼやけてしまうような感覚に襲われることがあったの。 「誰のものでもない、ただの肉塊になりたい」 そんな倒錯した願望を抱えていた私が、かつて一度だけ、20代の若者二人に自分を「おもちゃ」として差し出したときのお話。
……「丁寧な扱い」は、ここでは罪。
彼らと会ったのは、夫が泊まりの出張で不在だった、ある夏の午後。 都内の、名前も知らないビジネスホテルの一室。 扉を開けると、そこには若くて瑞々しい、エネルギーに満ちた二人の青年が待っていたわ。
「みきさん……本当に、いいんですか?」 戸惑う彼らの視線を、私は真っ直ぐに受け止めて微笑んだ。 「……ええ。今日は私を『みき』だと思わなくていいわ。好きに扱って、汚して、使い捨てていいおもちゃだと思って」
その言葉が引き金だった。 一人が私の髪を掴んで強引に唇を奪い、もう一人が背後からワンピースを乱暴に引き裂く。 そこには、夫とのセックスにあるような「いたわり」や「手順」なんて、欠片も存在しなかったの。
……二つの熱量に挟まれて、記号になる悦び。
全裸にされた私は、ベッドに投げ出されたわ。 一人の太いモノを口で受け止めながら、同時にもう一人に後ろから貫かれる。 「……ん、ぐ、あああ……っ!」 20代の、加減を知らない暴力的なピストン。 「奥まで入ってるよ、みきさん。いや……ただの、おばさん、かな?」 そんな侮蔑的な言葉さえ、今の私には最高の甘言に聞こえる。 二つの異なる熱量が、私のナカをかき混ぜ、蹂躙し、私が「人妻」であることを忘れさせていく。
「もっと、もっと激しく……っ! 私が誰だか分からなくなるくらい、壊して……!」 私はなりふり構わず、彼らの腰にしがみついて叫んでいた。 名前も、立場も、誇りも。すべてが彼らの汗と欲望の中に溶けていくのが、何よりも心地よかったの。
……「ゴミ箱」という名の解放。
クライマックス、彼らは示し合わせたように、私を跪かせた。 「……最後、どこに出してほしい?」 一人が、征服感に満ちた目で私を見下ろす。 「……どこでもいいわ。あなたたちが捨てたい場所に、捨てて」 そう答えた瞬間、私の顔、胸、そして口の中に、熱くて濃厚な液体が次々とぶち撒けられた。
精液でドロドロになった自分の姿を鏡で見たとき、私はこれまでにない解放感を感じていたわ。 「人妻」という重い殻を脱ぎ捨てて、ただの「処理場」になった瞬間。 それが、私にとっての最高の贅沢だったのね。
……日常への帰還、そして秘められたデータ。
彼らが去った後、私は丁寧にシャワーを浴び、肌に残った彼らの匂いを洗い流した。 お気に入りの香水を纏い、夕飯の買い物へ。 スーパーのレジで並んでいる私を見て、さっきまで二人の若者に精液まみれにされていたなんて、誰も想像すらしないでしょう。
「……また、呼んでくれる?」 夜、彼らからのメッセージを削除しながら、私はふふっと微笑んだわ。
次の「回想」は、どんな刺激的な夜のことになるかしら。

